ご挨拶
地域貢献は大学の重要な役割の一つであり、本学も様々な地域連携事業に取り組んでおり、その一環として、生涯学習公開講座を開講しております。
今年度も社会人対象の各公開講座のほか、「横浜美術館連携講座」「横浜市民ギャラリー共催講座」「青葉6大学連携講座」、小学生対象の「こどもアトリエ村」、中学生美術部生徒対象の「美術部やろうぜ!」、美術教諭対象の「リフレッシュ講座」など全50講座を開講し、延べ1,000人の方が受講されました。
特に「仏像の名品を辿る」「仏教美術の源流~インドから日本へ~」「仏像修理の歴史」などの教養講座の他、「1日フォトショップ講座」「美大で学ぶ・フォトショップ講座」といったパソコンを使用した実用講座も新たに開講いたしました。どの講座も多くのお申込みをいただき、これほどたくさんの方が美術に興味を持っているということに感銘を受けました。
次年度は、今までの講座に加えさらに上級へと進みたい方のために、アートに関するアカデミックな知識と技能が公的に証明される履修証明プログラム「PAS育成プログラム」をスタートいたします。横浜美術大学は、今後も皆様の「もう一度基礎から学び直したい」「美術をより深く学びたい」という気持ちをサポートしてまいりたいと思っております。
この作品展は、社会人対象の各公開講座を受講した方々の成果発表の場でもあります。本展を通して本学の地域貢献への姿勢をご理解いただくとともに、今後も幅広い世代の方々が、美術を身近なものに感じ、より親しんでいただければ幸いです。
平成28年3月
横浜美術大学 地域連携センター長
学長 春山 文典