ART RESTORATION AND CONSERVATION COURSE
修復保存コース
美術作品や文化財の
修復保存を通じて
創造性+技術力で社会に貢献
本コースでは、環境変化や経年による劣化、破損した美術品や文化財の修復保存に関わる技術と理論について学びます。 1年次に培った基礎造形力を活かし、絵画作品、版画含む紙作品、立体作品といった各分野の修復保存技法について総合的、実践的に修得していきます。 また、イタリアのフィレンツェで、最も権威がある修復保存教育・研究機関であるパラッツオ・スピネッリ芸術修復学院や、台湾最大規模の修復保存センターを擁する正修科技大学との間で、サマー・スクールなどの交流プログラム実施を通じて、グローバルに活躍する人材を育成します。
- 修復保存技術
- 修復保存理論
- 作品調査
- 伝統技術・文化
- 技法材料
- 現代アート
将来の
活躍フィールド
活躍フィールド
- 修復士
- 修復保存家
- 美術教員
- レジストラー
- コンサバター
- ギャラリスト
- 学芸員
- 図書館司書 他
カリキュラム
修復絵画技術 / 紙作品修復技術 / 立体作品修復技術 / 写真調査技術 / 修復素材演習 / 作品調査演習 / 修復保存概論 / 卒業制作 他
1年次
自分の適性を判断する
横浜美術大学において、1年次の期間は「将来への分野適性を判断する期間」と捉え、基礎や幅広い横断的な実技を学びます。

2年次
素材・技法を知る、修復保存理論を学ぶ

修復保存基礎 I
作品を構成する素材と構造・絵画技術を学ぶ

修復保存基礎 II
写真調査技術、補彩修復技術を学ぶ

修復保存基礎 III
絵画古典技法によるテンペラ黄金背景画制作

修復保存基礎 Ⅳ
絵画作品調査演習、修復絵画技術を学ぶ
3年次
修復処置を学ぶ、
実践する

修復保存 I
作品調査及び修復 (油彩画、紙作品、立体作品 (仏像))

修復保存 II
作品の修復 (油彩画、紙作品、立体作品 (仏像))、立体作品 (仏像) の報告書作成

修復保存 III
作品の修復 (油彩画、紙作品、書籍)

修復保存 Ⅳ
作品の修復及び修復報告書作成 (油彩画、紙作品、書籍)
4年次
修復保存を追求する

美術研究 I
ゼミ形式の卒業制作前研究

美術研究 II
ゼミ形式の卒業制作前研究

卒業制作
作品修復や修復保存に関する研究を行い、修復報告書及び論文・ポスターと作品(復元作品等)を制作する
Pick Up
授業
-
修復保存 I・II・III・IV
担当教員: 宮津大輔、鳥越義弘 他
本授業では、「絵画作品(油彩画)」「版画を含む紙作品」、および「立体作品(仏像)」の修復と保管・保存について学びます。各分野の材料や基底材に関する基礎知識を身につけるとともに、道具や機材の取り扱い方、修復技術について、基礎から丁寧に、かつ実践的に習得します。さらに、修復報告書の作成や、作品記録撮影の実習も行います。
教員一覧
修復保存コース 教員 | ||
---|---|---|
宮津 大輔 教授 | 鳥越 義弘 助教 | |
上野 淑美 講師 | 田川 奈美子 講師 | 中村 恒克 講師 |
渡邉 薫 講師 | 佐藤 夕紀 講師 | |
渡邉 千尋 副手 |
先輩&卒業生の声
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