ご挨拶
地域貢献は大学の重要な役割の一つです。本学も様々な地域連携事業に取り組んでおり、その一環として、生涯学習公開講座を開講しております。今年度も社会人対象の各公開講座のほか、「青葉6大学連携講座」、小学生対象の「こどもアトリエ村」、中学生美術部生徒対象の「美術部やろうぜ!」、美術教諭対象の「リフレッシュ講座」など全46講座を開講し、延べ1,000人の方が受講されました。
多くのお申込みをいただき、これほどたくさんの方が美術に興味を持っているということに感銘を受けました。次年度は新規講座として「楽々ステップアップ絵画教室~失われし絵心を求めて~」が加わります。横浜美術大学は、今後も皆様の「美術を楽しみながら学びたい」、「もう一度基礎から学び直したい」、「美術をより深く学びたい」という気持ちをサポートしてまいりたいと思っております。
また、昨年4月よりスタートした、アートに関するアカデミックな知識と技能が公的に証明される履修証明プログラム「PAS育成プログラム」にも7名の方が登録、現在受講されています。次年度からは新たに開講される「修復保存コース」の授業の履修が可能になります。ぜひ、「PAS育成プログラム」に参加し、ステップアップを図っていただきたいと思います。
この作品展は、社会人対象の各公開講座を受講した方々が制作した作品です。
成果発表の場でもあり、年々技術力、表現力が向上されているのが良くわかります。本展を通して本学の地域貢献への姿勢をご理解いただくとともに、今後も幅広い世代の方々に美術を身近なものに感じ、より親しんでいただく機会となれば幸いです。
平成29年3月
横浜美術大学 地域連携センター長
学長 岡本 信明